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金曜の朝イチバン、相方と二人で観に行きました。この作品は、絶対観ると決めていたので、早いうちに観る事ができて良かった。
翔子(木村多江)とカナオ(リリー・フランキー)の夫婦には、適度な距離と信頼関係があります。それは、どんなに体裁を
整えたからといって手に入れられるものではないと思った。壊れそうになりながらも繋がっている二人。そんな夫婦の10年
をリリー・フランキーと木村多江は違和感なく演じていた。本当の夫婦みたいでした。映画のポスターにもなった、金屏風の
前の二人。映画の中で実際に写真を撮るシーンは出てきませんが、撮った場所や時期は分かるようになっています。なるほど、
と思える時期で、とてもいい表情をしています。法廷画家であるカナオがスケッチする裁判のシーンがいくつか出てきます。
どれも実際に起きた事件を題材にしているのが分かる。この夫婦とは対照的でここに登場する被告人たちは、すべての繋がりを断っている
ように感じた。繋がるも断つも自分次第だけど、決してすべて断ってはいけない。そんな気がしました。
ミスチルの”しるし”という歌が重なる。リリー・フランキーと木村多江の演技は力が抜けていて良かった。橋口監督作品
は初めてですが、これからは要チェックですね。
2008年 橋口亮輔監督
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たまには自分が選びそうもない作品も観てみようと思った。HAKAISHAとつくタイトルと頭のとれた自由の女神
から何となく想像できる内容。
怖い!怖かったぁ。事件の現場から発見されたビデオを再生していくという手法が斬新でびっくり。最初、
ちょっとダラダラした流れになるのかな?と思っていたのですが、最後まで緊張感たっぷり。何が起こったのかを
知る事ができないという状況は、とてもストレスを感じる。逃げながら撮影を続けるロブ(マイケル・スタール=デヴィッド)
たちと同じ目線なのが恐怖心を煽る。実際に事件に巻き込まれた当事者は、こんな感じだろうという事を思い
知らされる。重ね撮りされたテープが時々流す映像がまた皮肉で、叶わないながらあの時に戻れたらと思って
しまう。9.11が起きたアメリカだから一瞬テロか?と思ってしまった。今回DVD鑑賞だったが、それで正解
だった気がする。この手ぶれの映像をスクリーンで観るのは、耐えられないかもしれない。
パニック映画は観終わった後、どっと疲れを感じます。何となく息をしないで観ていたような錯覚になり、若者
向きかなぁと思ってしまった。
2008年 マット・リーヴス
監督
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年末に観たこの作品。お正月映画と呼ばれるに相応しい内容でした。スクリーンで観て正解の映像です。
山崎貴
が作り出すVFXの世界に二十面相という存在がピッタリはまっていました。帝都という架空ではあるが
懐かしい感じのする街の雰囲気が良かった。ほんの少しの出演時間にも関わらず、脇役でたくさんの役者が登場し
ていて、とても豪華。特に、源治(國村隼)
の存在が大きく、この作品を支えていたと思う。羽柴葉子(松たか子)
のお嬢ぶりも厭味がない感じで作品全体にエッセンスを与えていた。私的には小林君(本郷奏多)
の必死な割りに
、どこか詰めの甘さが出てしまうキャラクターに親近感を覚えた。愛すべき存在の登場人物ばかりです。サーカス
団員の遠藤平吉(金城武)
が、泥棒修行をしている様子を見ていると、二十面相の存在が現実味を帯びてきます。
あの衣装を着こなせて、運動能力が高く、マジックができる器用な人物。だから二十面相の正体が判った時は、
ちょっと期待が外れた気持ちになりました。
二十面相シリーズは中学の頃、放課後の図書館でどきどきしながら読んだ。挿絵がおどろおどろしくて、怖かった
けど、その雰囲気が映画にもあったような気がする。
2008年 佐藤嗣麻子
監督
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